VTIとは?米国株式市場を簡単に投資できるETFの特徴解説

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こんにちはひよこです。
この記事では、米国ETFの一つである、VTIについてまとめました。

ひよこ
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この記事は、以下のような人におすすめです。

  • 投資初心者の人
  • 長期投資を検討している、実施している人
  • 分散投資を検討している、実施している人

この記事を読めばVTIが何かをイメージできるようになります。
投資は自己判断ではあるものの、何に投資して良いか悩むことが多いと思いますので
参考にいただければと思います。

それではどうぞ

VTIとは?

VTIは、バンガード社が提供する株式市場全体を代表するETF(上場投資信託)です。

VTIは、米国の株式市場全体を網羅するバンガード・トータル・ストック・マーケット指数に基づいて構築されており、主要な米国企業から小規模企業までの幅広い株式を持っています。

一般的には米国株式市場のバスケットとして認識され、S&P500と同様に株式市場の全体動向を示す重要な指標となっています。

VTIの投資対象は、米国のすべての市場セグメントにまたがる約3600銘柄です。
これには、大型株、中型株、小型株、成長株、バリュー株などが含まれています。

VTIは、多様な銘柄に投資することで、投資家に市場の広範なセクターと銘柄に対するアクセスを提供することを目的としています。

株式市場全体を対象としているため、市場の動向に大きく影響を受けます。

つまり、市場全体が上昇すれば、VTIの価格も上昇し、市場全体が下落すれば、VTIの価格も下落します。

したがって、VTIは市場の全体動向に合わせた分散投資を実現するために使用されることが多く、米国株式市場に投資することを考えている投資家にとっては、良い選択肢の一つです。

また、VTIは非常に低いコストで提供されており、純資産総額が大きいことから、ETF業界における最も人気のあるETFの一つとなっています。

総じて言えることは、VTIは米国の株式市場全体を代表するETFであり、分散投資のための便利なツールであり、非常に低いコストで提供されているため、長期的な投資に適していることです。

VTIの歴史

VTIは、バンガード社が2001年に設立した米国株式市場全体を対象とするETFです。

VTIの発行により、投資家は米国株式市場全体に分散投資できるようになり、市場全体の動きを追うことができるようになりました。

VTIは、バンガード社が創設した最初の全米株式市場ETFであり、米国市場全体に関心を持つ投資家にとっては、広く認知されている投資商品の1つです。

VTIに類似するETF

VTIは、全米株式市場の代表的な指標であるS&P 500に連動するETFです。同様のインデックスに連動するETFとしては、以下のようなものがあります。

  • SCHB (Schwab U.S. Broad Market ETF)
    VTIと同じく、全米株式市場のほぼ全銘柄をカバーしています。VTIよりも軽い手数料で取引ができるため、低コストで長期投資をすることができます。
  • IWV (iShares Russell 3000 ETF)
    VTIと同じく、全米株式市場の銘柄をカバーしていますが、S&P 500ではなく、Russell 3000 Indexに連動しています。
    Russell 3000は、S&P 500に比べて中小企業も含まれるため、より幅広い銘柄に投資できます。
  • VOO (Vanguard S&P 500 ETF)
    VTIと同じく、S&P 500に連動していますが、S&P 500の銘柄だけをカバーしています。
    VTIに比べて取引量が多く、流動性も高いため、取引しやすいETFと言えます。
    また、手数料もVTIよりも安いため、コスト面でも魅力的です。

VTIとSCHB

VTIとSCHBは、両方とも米国株式市場に連動するETFであるが、いくつかの違いがあります。

  • 投資対象企業数の違い
    VTIは、3,700以上の米国企業の株式を保有しており、多様な業種、規模、地域の企業を含んでいます。
    一方、SCHBは、2,500以上の企業の株式を保有しています。つまり、VTIの方がSCHBよりも多様な企業に分散投資できます。
  • 費用の違い
    ETFを保有する際には、運用費用がかかるため、ETFの費用が違う場合があります。VTIの費用比率は0.03%であり、SCHBの費用比率は0.04%です。つまり、VTIの方が少しコストが安いと言えます。
  • 投資対象市場の違い
    VTIは、NYSE Arcaに上場しており、全米市場(オールマーケット)に投資することができます。
    一方、SCHBは、NYSE Arcaに上場しており、ダウ・ジョーンズ全株式市場を対象としています。つまり、VTIは、SCHBよりも広い範囲の市場に投資することができます。
【まとめ】
VTIとSCHBは、両方とも米国株式市場に連動するETFであるが、VTIは、より多様な投資対象企業数を保有し、少しコストが安く、全米市場に投資できる点が特徴的です。一方、SCHBは、ダウ・ジョーンズ全株式市場を対象としています。

VTIとIWV

VTIとIWVは、両方とも米国株式市場全体をカバーするETFですが、いくつかの重要な違いがあります。

  • 構成銘柄の違い
    VTIは、CRSP US Total Market Indexをトラッキングしており、さまざまな市場規模の株式をカバーしています。
    一方、IWVは、Russell 3000 Indexに基づいており、主に大型および中型株式に焦点を当てています。
    つまり、VTIはより幅広い範囲の株式に投資し、IWVはより大型の株式に投資する傾向があります。
  • セクターの割合の違い
    VTIとIWVの最大のセクターは情報技術であるが、セクター別の割合には違いがあります。
    たとえば、VTIの第2のセクターはヘルスケアであり、IWVの第2のセクターは金融です。
  • 費用の違い
    VTIとIWVの費用率はわずかに異なります。VTIの費用率は0.03%であり、IWVの費用率は0.2%です。これは、VTIがより低コストであることを意味します。
【まとめ】
VTIとIWVは、どちらも広範囲な米国株式市場をカバーするETFであり、多くの共通点があります。ただし、構成銘柄やセクターの割合、費用率などの違いがあります。投資家は、これらの違いを理解して、自分の投資目的やリスク許容度に合わせて選択することが重要です。

VTIとVOO

VTIとVOOは、どちらも米国株式市場に投資する上場投資信託(ETF)ですが、いくつかの違いがあります。

  • 構成銘柄の違い
    VTIは、米国全体の株式市場に広く分散投資することを目的としており、3,600以上の銘柄を保有しています。
    一方、VOOは、S&P 500と呼ばれる500銘柄の株式を追跡しています。
    つまり、VTIはS&P 500に含まれない銘柄も含んでおり、より広範な分散投資ができます。
  • 費用の違い
    VTIとVOOの費用比較をすると、VTIの費用率は0.03%であり、VOOの費用率は0.03%です。
    つまり、両方のETFはほぼ同じ費用で購入できますが、わずかな差があります。
  • 運用会社の違い
    VTIの運用会社はバンガードであり、VOOの運用会社はブラックロックです。
    バンガードは、投資家のために低コストでETFを提供することを目的としており、
    ブラックロックは、世界最大の資産運用会社の1つです。
【まとめ】
VTIとVOOは、米国株式市場への投資を目的としたETFですが、構成銘柄、費用、運用会社など、いくつかの違いがあります。投資家は、自分の投資目的に合わせて、それぞれのETFを比較して選択する必要があります。

分配月

分配月は、3月、6月、9月、12月です。

配当性向

VTIは株式市場全体を対象としたETFで、配当性向は比較的低い傾向にあります。

このため、高い配当を重視する投資家には向いていません。

ただし、長期的な資産形成を目的とする投資家にとっては、市場全体の成長に連動するため、資産の多様化を図るために有効な選択肢となることがあります。

VTIをおすすめな人

VTIは、下記理由から、初心者から上級者まで幅広い投資家におすすめのETFです。

  • 投資初心者の人
    VTIは、S&P 500指数のような個別の銘柄に直接投資するのではなく、株式市場全体にバランスよく投資することができるため、初心者の方にも扱いやすいETFです。
  • 長期投資を検討している、実施している人
    VTIは、米国内の3,500以上の株式に投資することができます。
    このように多数の銘柄に投資することで、リスク分散ができ、個別銘柄のリスクに晒されることが少なくなります。
  • 分散投資を検討している、実施している人
    TIは、運用費用が低く、長期的な保有に適しています。
    また、米国の経済成長に連動して株式市場全体も成長する傾向があるため、長期的な投資によるリターンを期待できます。

最後に

投資にはリスクがあります。
ご自身でしっかりと考えの上、最終判断をしてください。

本記事は、最終判断の参考になれば幸いです。

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